今回は久々に高知らしい話しを。安芸、室戸に行って来たのでそのネタをば。
ことの始まりは、職場の広報誌の1コーナーを執筆することになった。
そのコーナーというのが、高知の歴史上の人物を紹介するというもの。
さらには、高知県民にはあまり知られてないけれど、実はこんなにスゴイことをしました的な人の紹介が館的には都合いいらしく、「そんな人、他県出身者が知るかよ」とか思っていた。
と、ふと書棚を見ると高知県人名事典なる本があったので、適当にパラっとめくってみると「一木権兵衛(いちき ごんべえ)」という人が目につき、読んでみると、どうらや江戸時代の土木家で、特に津呂(つろ)や室津(むろつ)の港(共に現高知県室戸市)の開鑿に活躍した、とのこと。
さらに港の開鑿の時、巨大な岩があり、その岩を砕くために海神に自分の命を捧げた、との記述も。
これは義民的でもあるし、ちょうどいいかもと思い、他の部署の県内出身者に聞いてみると、皆知らないと。知名度は低く、しかも結構スゴイことをした人を発見!
ということで、一木権兵衛に決定!まあ史料はそれなりに集まり、数日で原稿も無事に提出。
ちなみに自分の命を海神に捧げたというのは、後世の創作なので、原稿中では一応は触れるもののそんなに深くは書かず。
そして執筆中にネットで検索したら、どうやら一木神社という神社が室戸にあり、そこに祀られているとのこと。ちょうど、高知の東方面は市内から出たことがなかったので、夏休みも残っていたこともあり、お参りに行くことに。
日曜日(第1日目)
JRと第三セクターの後免・奈半利線と路線バスの2日間の乗り放題チケットを購入後、まずは安芸へ。安芸ではB級グルメの釜揚げちりめん丼を食べることが目的。まあ、岩崎弥太郎の生家も行きたいけど。
安芸到着後、レンタサイクルで野良時計へ。これは明治時代に地元の有志が私費を投じて作られたもの。思っていたよりも小さいかった。
ここで正午に。野良時計隣にあった高園茶屋という店で目的の釜揚げちりめん丼を食す。

ちりめん自体は味がほとんど味はないので、味付けは柚子酢で。さっぱりしていてマイウ〜です。
その後、自転車で足早に、江戸時代の武家屋敷が残る土居郭中を通り、岩崎弥太郎生家へ。弥太郎生家は小綺麗に整備されていて、いかにも当時のものではない感がヒタヒタ。けど、庭内や門の外にある巨木は当時からのものと思われる。
残暑厳しい中、安芸市立歴史民俗資料館へ。周辺の安芸城跡と、館内の展示をざっと見て、駅に戻る。
電車(と言ってもディーゼル、高知県民は汽車と呼ぶ)まで、やや時間があったので、駅前の公園に弥太郎像があるのでそれを見に。まあ、この像はガイドブックによく掲載されているやつ。
汽車に乗り遅れず無事奈半利着。そこから室戸行きのバスは、丁度10分後に発車。これを逃すと1時間以上待ちに。
余裕で乗れ一路室戸へ。室戸の街中に着く時は、もういい時間なので今日は一木神社のお参りのみに。
約1時間後、室戸着。街中を歩いていると、人一人おらず、閑散とした港町。室津港を見ながら江戸時代の開鑿当時に想いを巡らす。
先に宿へ入ろうかと思ったけど、ちょうど神社の入り口を発見したので、この旅最大の目的である一木神社へお参りに。
四国霊場の札所にもなっている津照寺(しんしょうじ)脇の石段を上がると、小さな神社があった。

お参りし、自分が書いた原稿を奉納。小高い山の中腹に祀られて、そこから見る室津港は遠くまでよく見える。まさに港の守り神。
石段を降りて行くと、大きな岩が。言い伝えによると、これが砕けなかった岩。岩の所々にノミの砕いた跡が残っている。
その直後、雨が降ってきたので旅館へ。お遍路さん相手の宿らしい。ネットで見た時は、夕食に地元で採れた刺身が出て、美味しそうな感じだったけど、いざ夕食となると、カンパチとイカの刺身、イサキの煮付け。全体的にやや期待ハズレ。
でもルービー飲みながら、ゆっくり食べてそれなりに満腹。ほろ酔いになって、やることもないので、さっさと就寝
【次話へ続く】